8月28日(火) クマ
いつもありがとうございます、遠藤みしらず柿園です。
先月の「農園日記」では、トウモロコシやスイカが獣の被害に遭ったとお伝えしました。当時は「ハクビシン」が犯人だと思い込んでいました。
その後、実際に何が畑を荒らしているのかを特定すべく、夜間撮影できるカメラを設置してみたところ、驚くことに映っていたのは熊でした。
映像から推察すると、体長1mを超えるオスのツキノワグマだと思われます。
村では、山との境界線に電柵を張って熊が村へ降りてこないように防御しています。しかし、山を全て囲んでいるわけではないため、電柵がないところもあります。
その電柵のないところから当園までは距離がありますが、熊にとっては一晩に簡単に移動できる距離だったようです。
スイカは一晩で5,6個食べられ、この夏は5回ほど被害にあったので、合計すると30個ものスイカが熊の餌となってしまいました。
クマ対策に詳しい方の助言もあり、当園で独自に電柵を設置して対策を追加しました。スイカの季節は終わりに近いですが他の作物はこれから実りを迎えるものもあり油断はできません。対策を講じ、これ以上熊の被害が出ないことを祈るばかりです。
さて、猛暑と言われた今年の夏、会津は雨が少なくて柿の成長に影響がでないかと少し心配しておりましたが、ここ2,3日は雨が続き、柿だけでなく植物がみんなうるおいを喜んでいるように見えます。
今年も美味しいみしらず柿を皆様へお届けできますように。